2010年1月29日金曜日

ジュピターテレコムがCATVサービス「J:COM TVデジタル」のVODサービスで、2010年春から3D映像コンテンツを配信予定

ジュピターテレコム1月28日、同社のCATVサービス「J:COM TVデジタル」で展開しているVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、2010年春に3D映像コンテンツの配信を開始することを発表したとのこと。

J:COM、今春に3D VODサービスを開始。2009年は過去最高益 -AV Watch
時事ドットコム:JCOMも3Dテレビ=今春からVOD方式で

上記リンク先記事によると、3Dコンテンツ配信の詳細は、

・「J:COM TVデジタル」のVODプラットフォームを活用する。
・対応方式:
 大手電機メーカーが発売予定の3Dテレビ標準仕様に対応。
 専用メガネにより、3D映像を見ることができる。
・コンテンツ:
 J:COMの参加チャンネルを中心として、
 ・映画
 ・娯楽番組
 ・スポーツ
 等のジャンルの番組を、国内外から調達する予定。
・放送予定・料金:今後決定する。

となっています。


「スカパーJSAT」が3D番組の夏からの放送開始を表明した翌日の発表、というのは、競う意味合いもある、ということでしょうか。

もっとも最大の問題はコンテンツ内容、ということになると思われるので、今後の情報の発表に注目したいです。


※参考
・ケーブルテレビ(CATV ) J:COM|ケーブルテレビで地デジ、BS、CSから超高速インターネットまでお任せ!
 http://www.jcom.co.jp/

※当ブログの関連記事:
「スカパーJSAT」が2010年夏、「スカパー!HD」で3D番組を放送開始予定(2010年1月28日)
「J:COM」と「スカパーJSAT」が、3D映像配信事業を「検討中」 (2010年1月20日)

2010年1月28日木曜日

サムスン電子が、3Dテレビ用パネル6種類を量産開始

韓国の「三星(サムスン)電子」が、3D映像用の

・LEDテレビ
・液晶テレビ

用の、高画質240Hzパネルを量産開始したとのこと。

中央日報 - 【写真】三星電子、立体テレビ用液晶パネルを業界初量産

上記リンク先記事によると、今回の量産品は、サムスンの独自技術を採用した「3Dアクティブグラス方式」のパネル6種類で、最大は55インチパネルとのことです。


3Dテレビは今年春にも市販開始される予定と聞いていますが、製品の供給体制構築は現在確実に進められている、ということでしょうか。

「スカパーJSAT」が2010年夏、「スカパー!HD」で3D番組を放送開始予定

スカパーJSAT」が1月27日

2010年夏に、ハイビジョン放送「スカパー!HD」で3D番組の放送を開始する

ことを発表したとのこと。

スカパーJSATが今夏に3D放送を開始、当初は1カ月に2~3番組を提供 - ニュース:ITpro
スカパー! HDで2010年夏に3D放送を開始 -AV Watch
スカパー!HDで3D放送がスタート--2010年夏から専門チャンネルで:ニュース - CNET Japan
スカパー! HDの3D対応はライブイベントを重視 -AV Watch
「専門チャンネル」「サイドバイサイド方式」・・・、スカパーJSATが3D放送について会見:ITpro
スカパー!が3D放送について会見 - 既存STBで視聴可能、サイド・バイ・サイド方式で配信 - Phile-web
スカパー!HD」で今夏3D放送を開始:デジタル家電総合情報サイト:Digital Freak 2010/01/27

上記リンク先記事によると、詳細は、

・目的:「スカパー!HD」の魅力と付加価値の向上

・事業の取り組み:
 「スカパーJSAT」では、2009年から3D放送コンテンツの試験収録・検証を開始している。
 今後は、放送開始予定の夏に向け、検証作業を加速する。

・放送予定:
 放送開始当初は、1カ月に2~3番組を提供。
 その後、放送事業者各社と連携し、コンテンツを順次拡大する。

・3D方式:サイドバイサイド
 (左右目用の映像を横に並べる表示形式。
  ハイビジョンサイズの画面を左右2つに分割して、3Dテレビが各画面を伸長して再生する。)

・コンテンツの提供形態:無料と有料の両方を検討中。

等となっています。

また記事では、

・(試験収録では)「3Dの迫力や楽しさが伝わるコンテンツの選定や撮影方法など、『ありのままの臨場感』を表現するための検証を進めている」
・「家電メーカー各社との協力関係を構築し、3D放送という新しい映像ライフの創出に努める」
・「スカパー!ならではの多彩なコンテンツを3Dで放送することにより、国内における3D放送のリーディングカンパニーとして牽引していく」
 (スカパーJSAT

・「映画における3Dコンテンツの増加、大手家電メーカーによる家庭用3Dテレビの発表など、2010年は家庭用3D機器の元年になると思っている。
  映画の3D化を見てもわかるように、3Dは視聴者がお金を払ってでもみたいと思わせられるコンテンツ。
  これはペイテレビにとって重要な事実として受け止め、3D放送のリーディングカンパニーとして取り組んでいきたい」
・「サッカーやコンサートなどのライブイベントを3D放送として提供していきたい」
 (「スカパーJSAT」取締役・執行役員副社長の仁藤雅夫氏)

等のコメントが紹介されています。


約1週間前のニュース記事では、「J:COM」と「スカパーJSAT」が3D映像配信事業を検討中 、と報じられていましたが、意外と早い正式発表となったようです。

今回の各ニュース記事を読むと、3D番組にはそれに適したコンテンツ(スポーツ等)がある、と考えられていることが伺え、なかなか興味深いです。

スカパー!HD」が、実際にどこまで3D番組を充実させていくのか、今後の事業動向が気になるところです。


※参考
スカパーJSAT株式会社
 http://www.sptvjsat.com/
スカパー!HD
 http://www.skyperfectv.co.jp/

※当ブログの関連記事:
「J:COM」と「スカパーJSAT」が、3D映像配信事業を「検討中」 (2010年1月20日)

2010年1月27日水曜日

3Dテレビを巡る様々な事柄を解説している、ウェブサイト「シゴトの計画」の5つの記事

ウェブサイト「シゴトの計画」内の「5つの視点から見るニュースコラム」で、3D映像・テレビがテーマとして取り上げられていました。(下記5つのリンク先記事)

続々参入!3Dテレビにまつわるプレイヤー事情 |シゴトの計画
「3D化」でコンテンツ業界や放送局はどうなるの? |シゴトの計画
あらかじめ知っておきたい!「3D酔い」の原因と対策 |シゴトの計画
ワールドカップを立体観戦!?海外3Dテレビ事情 |シゴトの計画
150年超の歴史!3D映像はマニアの骨董趣味か? |シゴトの計画

これらのページでは、3Dテレビの表示方式や国内・海外のコンテンツ事情、まだ3D映像の意外な歴史など、3D映像に関する様々な事柄が簡潔にまとめられています。


個人的にはこの中で、

・3Dテレビ用の眼鏡では現在、
 ・プロジェクターのレンズ前で偏光板を回転させて、その映像を偏光メガネで見る方式
 ・RGB(光の3原色)のスペクトルを右目・左目に分割し、各々を交互に表示させて専用メガネで見る方式
 の2タイプが代表的である。
 (※1つめのリンク先記事)

・「3D酔い」は、立体映像コンテンツを視聴したり、ゲームをプレイしているときに、気分が悪くなる現象。
 具体的には、下記のような状態がある。
 ・眼精疲労や乗り物酔いに似た不快感などが起こる。
 ・最初は映像が立体的に見えていても、次第に
  ・像が2重に見えてくる
  ・目が極端に疲れる
  ・頭が痛くなる
  といった状態が起こる。
 人間の左右の目は約6cm離れており、それぞれの目に入る映像は異なっている。
 この違いは、
 ・物体までの距離が近い:大きくなる
 ・遠い:小さくなる
 というもので、この情報を脳が処理して、1つに合成することにより、立体として知覚することができる。
 3Dテレビでは、この両目の視差を利用して、左右の目に視点の異なる映像を意図的に見せ、映像に奥行きを感じさせる。
 しかし、本来は近くにあるものと遠くにあるものでは、目のピントが合う位置が異なるが、3D映像を見る場合の目のピントは、テレビ画面に固定されるため、矛盾が生じることになる。
 これが「3D酔い」(正確には「調整輻輳矛盾」)と呼ばれる現象の原因の1つと考えられている。
 (※3つめのリンク先記事)

・現在「3D酔い」の対策として、業界団体「3Dコンソーシアム」が「人にやさしい3D普及のための3DC安全ガイドライン」を定めている。
 具体的には、
 ・技術面(3D映像の入出力機器など):
  可能な限り違和感が少ない3D映像を実現するため、様々な工夫が行われている。
 ・視聴者側の対策:
  ・長時間見すぎない
  ・疲れているときは見ない
  ・気分が悪くなったらすぐ視聴を止める
  等、視聴者側の安全対策を示している。
 等が示されている。
 (※3つめのリンク先記事)

との内容が、特に興味深く感じました。

現在の3D映像(映画やテレビ)をまだ体験していない私としては、果たして「3D酔い」が起こるのか、それとも何事もなく見ることができるのか、かなり気になるところです。

2010年1月23日土曜日

三菱電機は、日本での3D対応薄型テレビの発売を検討中

三菱電機の下村節宏社長が1月22日、大阪市内で行った会見の中で、3D映像対応の薄型テレビを、日本国内でも発売する考えを示したとのこと。

三菱電機:3D対応テレビ国内発売へ - 毎日jp(毎日新聞)

上記リンク先記事によると、下村社長は会見で、日本国内での販売について、

・3D映像作品の販売状況を見つつ、発売時期を見計らっている。

と語ったとのことです。

三菱電機2007年夏から、北米で3Dテレビを販売しており、具体的には

・大型リアプロジェクションテレビ(4機種)

等に3D対応機能を搭載。

一方日本での販売製品については、狭い家屋に対応するために、薄型液晶テレビ「リアル」等への3D機能搭載を検討しているそうです。


3Dテレビについては、個人的にはハード(テレビ本体や専用メガネ)ばかりが注目されている印象を受けていますが、確かに肝心のコンテンツ供給が貧弱であれば、到底普及はありえないと考えます。

現時点で、私が知る日本国内での3Dコンテンツ供給に関する動向は、「J:COM」と「スカパーJSAT」が番組配信を検討中ということのみですが、今後どこまで充実が図られるのかが、非常に気になるところです。

※参考
三菱電機 Mitsubishi Electric
 http://www.mitsubishielectric.co.jp/

2010年1月20日水曜日

「J:COM」と「スカパーJSAT」が、3D映像配信事業を「検討中」

・ジュピターテレコム(J:COM
スカパーJSAT

2社が3D映像配信事業を開始する、と報じられたことについて、両社とも「検討段階」と応えているとのこと。

JCOM、3D映像を配信 4月から、対応TV普及に弾み デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
J:COM、3D映像配信開始との報道に「まだ検討段階」と回答 - 今月末に正式発表か - Phile-web

上記2つめの記事によると、両社の各広報は、今回の報道(上記1つめの記事)に関し

J:COM
・「あくまでまだ検討段階であり、詳しいことは決まっていない」
・「今月末に何らかの発表を行う」

スカパーJSAT
・「まだ検討中」
・「そう遠くない段階で何らかの発表があるかもしれない」

と回答したとのことです。


日本でも3D映像放送が既に検討されていることに、ちょっと驚きましたが、3Dテレビが春にも発売予定であることを考えると、特別なことではないかも、と感じます。



※参考
・ケーブルテレビ(CATV ) J:COM|ケーブルテレビで地デジ、BS、CSから超高速インターネットまでお任せ!
 http://www.jcom.co.jp/
スカパーJSAT株式会社
 http://www.sptvjsat.com/

2010年1月18日月曜日

3Dテレビ用のメガネは、1個2万円程度?

下記リンク先記事では、パナソニックが発売する予定の3Dテレビについて解説されています。

3Dテレビ元年、専用メガネ2万円は高すぎる! - デジタル - 日経トレンディネット

具体的には、

パナソニックでは、3Dテレビについて、
 ・2010年3月に、米国市場で発売予定。
 ・日本国内でも順次発売する予定
 としており、初年度の出荷目標台数は約100万台(同社のプラズマテレビ全体の出荷台数の1割弱)。

・フルHDでの3D表示においては、120コマ/秒での映像表示が必要となる。
 液晶パネルでは、表示に「線順次方式」(走査により描画する)を採用しており、左右の画像切り替えにおいて左右フレームの映像が混ざり、立体像の二重映りを引き起こしてしまう。
 一方プラズマディスプレイパネルでは「面順次方式」(画面全体を切り替える)を採用しているため、原理的に左右の画像の重なりが少なくなり、3D映像の二重映りが少なくなる。

・「課題となっていた蛍光体の残像特性による二重像についても、独自の新発光制御と、新短残光蛍光体の採用により、低減することに成功している。
  プラズマディスプレイパネルは、3D化に適したパネルだといえる」
 (「パナソニック プラズマディスプレイ」の長野寛之社長)

・3Dテレビの価格は、発売を予定する各メーカーも、現在のところはっきりした価格水準を示していない。
 米国での市場調査では、通常のテレビとの価格差が
 ・50型クラス:500ドル程度
 ・50型より上のクラス:700~800ドル
 であれば購入する、との結果が出ている。

・フルHD環境で3Dテレビを視聴する場合、「アクティブシャッター方式」の3D専用メガネが必要となる。
 この方式では、3Dテレビが表示する左右用の像の交互表示タイミングに合わせ、メガネのレンズ部の液晶シャッターを、交互にオン・オフする。
 (映画館での3D映画の視聴に用いられる、簡易的なメガネとは異なる)
 3Dテレビのメーカーによると、現時点での3D専用メガネの価格は、2万円程度と見込まれている。
 メーカーでは、3Dテレビ本体の単価を低く見せるため、専用メガネについて
 ・1個または全てを、オプションで用意する
 方向で検討している。
 (※ただしこの件については、各メーカーとも公式には発表していない)

等の内容が記述されています。


3D映像を見るためのメガネが1個約2万円というのは、以前の記事ではないですが、正直「バカげている」と思わざるを得ません。

私自身は3D映像を体験していないので、3D映像の魅力が、消費者に高額な専用テレビ・眼鏡の購入を決定させるほどのものなのかどうかが、まず気になるところです。

2010年1月15日金曜日

ディスカバリー、ソニー、IMAXの3社が、世界初の24時間放送の3D専門放送局を、米国で合弁で設立予定

・ディスカバリー・コミュニケーションズ
・ソニー
・IMAX

3社が、世界初となる24時間放送の3D専門放送局を、米国で合弁で設立する、と発表したとのこと。

3D映像が家庭で視聴可能 -3D専門放送局をソニー、IMAXなどが3社合弁で開局 | クリエイティブ | マイコミジャーナル

上記リンク先記事によると、詳細は、

・今回の専門放送局には、
 ・3Dコンテンツ
 ・専門技術
 ・テレビ番組放映網
 ・運営力
 が結集して、高品質の三次元映像が、家庭で体験できるようになる。
 (3社は対等なパートナー関係となる)

・コンテンツ:
 ・ディスカバリー
 ・ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント
 ・IMAX
 ・その他の番組供給者
 から供給される、
 ・自然史
 ・宇宙
 ・探検
 ・冒険
 ・工学
 ・科学
 ・技術
 ・動画
 ・子ども番組
 等のジャンルから、3Dコンテンツにおいて魅力を発揮すると思われる、高品質の優良番組を集め、放送していく予定。

・放送開始:2011年の予定。
 将来的には、国際的な配信の機会も検討する。

となっています。

記事では、IMAXのCEOのリチャード・L.・ゲルフォンド氏の、

・今回の新事業は、3Dコンテンツを家庭に届けることでIMAXブランド拡大を目指す、IMAXの戦略的施策の第一歩となる。
 ディスカバリーとソニーとは、以前にIMAXのイベントフィルム作品に関し、強力な協調体制を築いた実績がある。 
 INAXでは、これらの強力なパートナーと協力することで、家庭で見る3Dのリアリティーをどこよりも早く実現することに、喜びを感じている。

との内容のコメントが紹介されています。


個人的には正直、3Dテレビの必要性にかなり疑問を持っていますが、今回の記事で挙げられているジャンルに関しては、立体感が感じられる映像で見てみたい、という気持ちにさせられます。

「The Business Insider」が考えた、「3Dテレビ市場が発売前から死んでいる10の理由」

下記リンク先記事で、ウェブサイト「The Business Insider」が考えたという、「3Dテレビ市場が発売前から死んでいる10の理由」が紹介されていました。

Ad Innovator: [今日のおまけ]3D TV市場は発売前から死んでいる10の理由


3Dテレビを利用したことが無い私としては、特に

・3Dメガネは75ドルもする 。
・3Dスーパーボウル視聴パーティをする場合、20個も3D眼鏡がいる。
・TVメーカーによって3D眼鏡が異なっており、スタンダードがない。
・3D眼鏡にバッテリーが必要。

という部分に、現状の3Dテレビが抱える課題の大きさを感じました。
(メガネの価格が高いのと、メーカーにより3Dの表示形式が異なっているのは、やはり問題が大きいと感じざるを得ない)

また、

・あんなバカげた3D眼鏡は誰も付けない。
・ひどいTV番組は3Dでもひどい。

というのには、身も蓋も無い言い方で、思わず笑ってしまいました。

個人的にはとりあえず、一般家庭ではなく、多数の人が集まり、設備が繰り返し利用される映画館での導入なら、メガネの価格や表示方式の違いといった問題は、それほど重要では無いようにも思われます。


※参考
・Top 10 Reasons 3D TV Is Dead On Arrival
 http://www.businessinsider.com/henry-blodget-top-10-reasons-3d-tv-is-dead-on-arrival-2010-1?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+typepad%2Falleyinsider%2Fsilicon_alley_insider+%28Silicon+Alley+Insider%29&utm_content=Bloglines

2010年1月13日水曜日

三菱電機の3Dテレビは、独自技術を用いたプロジェクションテレビ

下記リンク先記事では、3Dテレビの表示方式に関する、現状での課題が解説されています。

【CES 2010】会場を盛り上げる3Dテレビ、表示方式の統一が大きな課題 | EE Times Japan

記事によると、特に大きな問題として、

・テレビ放送局の間で、3D表示対応番組の表示方式が統一できていない

ことがあるとのこと。

この件について記事では、三菱電機の米国法人「Mitsubishi Digital Electronics America」の製品開発担当ディレクター、David Naranjo氏の談話として、

三菱電機の3Dアダプタは、現在複数ある3D表示方式のうち、90%に対応する能力を備えている。
 (CES開催前日のイベントでは、三菱電機の3D表示対応プロジェクション・テレビ(DLP技術採用)が公開され、同社の技術者が開発した、
  ・HDMI 1.4インターフェース
  ・MIPSコア採用の三菱電機製ASIC
  ・ビデオ信号処理回路
  等を内蔵する3Dアダプタが用いられた)

三菱電機は現在、この3Dアダプタに搭載しているASIC(同社の独自開発)を、他の3Dテレビメーカーに販売する予定は無い。

三菱電機の3D表示へのアプローチは、特定の表示方式に依存しない。
 (※CES前日のイベントでは、「RealD」社のロゴ入りの3D眼鏡を用いていた)

・現在、
 ・RealD
 ・カナダ「Sensio」
 等の企業が提供している3D表示方式の要点は、両眼に別々に画像を映すことで発生する画像の乱れを、最小限に抑えるための符号化アルゴリズムにある。
 表示方式がどれであっても、テレビ内蔵の3Dアダプタが信号を復号できる限りは、3Dメガネの種類(電池駆動の液晶シャッタ眼鏡を含む)に関わらず、3D動画を見ることが可能である。

といった内容が記述されています。

また、同社米国法人のexecutive vice presidentであるMax Wasinger氏の、

・プロジェクション・テレビは、リフレッシュ・レートを液晶テレビよりずっと高くできるため、液晶テレビよりも3D画像を美しく表示することができる。
 リフレッシュ・レートを高めることで、3D表示において視聴者が感じる錯覚を低減できる。
 液晶テレビで3D表示に対応するためには、リフレッシュ・レートは、最低でも240MHzまでアップさせる必要があると思われる。
 (※三菱電機の3Dテレビは、多数メーカー(液晶パネルを採用)と異なり、DLP技術を採用したプロジェクションテレビ)

との内容のコメントも紹介されています。


正直素人の私にはかなり内容が掴みにくいですが、三菱電機と他のメーカーでは、3D表示方式が異なっていることは、何となく理解できた気がします。

3Dテレビの表示規格の統一は、普及には必要不可欠だと思いますが、まだ市販製品も発売されていない現状では、まだまだ状況は流動的、ということでしょうか。

2010年1月12日火曜日

3D映画「アバター」は、公開4週目で興行収入が歴代4位

下記リンク先記事では、3D映像コンテンツを巡る、最近の動向が紹介されています。

映画「アバター」大ヒットで期待高まる 3D映像どこまで普及するか:株/FX・投資と経済がよくわかるMONEYzine

具体的には、

・最新の3D映像技術を駆使した映画「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)は、興行収入が
 ・公開開始(2009年12月18日)から2週間余りで10億ドルを突破。
 ・2010年1月3日までの世界の興行収入は、10億2,200万ドルに到達。
 ・公開4週目で、
  ・「タイタニック」(18億ドル)
  ・「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
  ・「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
  に次ぐ歴代4位を記録している。
 という状況。
 また、評価についても、観客・評論家の双方から、
 ・「迫力がすごい」
 ・「映画が変わる」
 と賞賛の声が挙がっている。

2009年米国で公開された3D映画は19本。
 2010年には、50本に達すると言われている。

2010年に開催される
 ・冬季バンクーバー・オリンピック
 ・サッカーのワールドカップ南アフリカ大会
 も、3Dで撮影されることが決定している。

・米国では、3D映像のテレビ番組が、相次いで放送開始されている。
 ・ソニーなど3社:
  2010年1月5日に、3D番組専門の24時間チャンネルの設立を発表。
  (放送開始は2011年から)
  ソニーでは先行して、3D対応テレビを2010年春に発売する予定。
 ・米ウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネル:
  ・サッカーW杯
  ・大学フットボール
  等、人気スポーツの3D番組を放送する予定。

・3D対応テレビは、2010年のデジタル家電の目玉商品として期待されているが、価格の高さ(50型で30万~40万円程度との予想)がネックと考えられる。

等の内容が記述されています。


映画館で3D映像を体験した人には、3Dテレビにも大きな魅力を感じるのかもしれません。

3Dテレビの是非を判断するには、私も自分の目で体験する機会が必要だ、とは感じています。

3D映像が頭痛・吐き気を引き起こす可能性あり、しかし多くの問題は解決済み?

下記リンク先記事では、3D映像の視聴が、頭痛などの体調不良を引き起こす可能性について記述されています。

注目集める3D映像、一部の人には頭痛のリスクも | エンタテインメント | Reuters

具体的には、

・ノースウエスタン大学フェインバーグ医学部のマイケル・ローゼンバーグ氏(眼科教授)は、
 ・非常に小さな目の問題(眼筋の僅かな不均衡など)を抱えている人は多い。
  これらの問題は、通常の状況下であれば脳が自然に対応して問題は生じない。
  しかし、3D映画は全く新しい知覚経験であるため、脳に負担がかかり、頭痛が起きやすいと考えられる。
 と語っている。

・専門家によると、3D映像の視聴による、頭痛に関する詳しい調査報告はまだ存在しない。

・「RealD」社のリック・ハイネマン氏は、
 ・3D映像視聴後に起こる頭痛吐き気が、これまで本格普及における足かせの要因となっていた。
 ・ただし新しいデジタル技術では、3D映像視聴後の不快感を引き起こす問題の多数が解決済みである。
  この新技術により、多くの人が、3Dの映画やテレビを問題無く視聴できるようになった。
 と語っている。
 (「RealD」社は、米国の映画館の90%に3D機器を納入している。
  また、
  ・ソニー
  ・パナソニック
  ・JVC
  ・東芝
  といったメーカーとも、3D技術において提携している。)

等の内容が記述されています。


家電メーカーも3Dテレビの商品化を急いでいるようですが、健康面への影響がしっかりと検証されていないのは、問題が大きいと感じざるを得ません。

消費者の信頼を得て、3Dテレビの普及が進むためには、この部分をしっかりと固めておく必要があるのではないでしょうか。

2010年CESでの、3Dテレビ等の出展状況を紹介している「AV Watch」の記事

下記リンク先記事では、3Dテレビを中心に、2010年CESでのメーカーの出展状況が紹介されています。

【CES】大手メーカー以外にも広がる3Dテレビ -AV Watch

このうち3Dテレビについては、

・3D対応テレビでは現在、先行大手メーカーは
 ・パナソニック:プラズマ
 ・ソニー:液晶
 ・Samsung:プラズマと液晶の両方
 の開発を進めており、2010年春~夏の発売を目指している。

・上記以外のメーカーでも、
 ・VIZIO(北米での液晶テレビシェア1位):2010年8月に3D対応の「XVTPRO720SV」を発売予定
 ・TCL(中国)
 ・Hisense(同)
 等が、CESに3Dテレビを出展し、市場投入を表明している。

・技術面では、ほぼ全てのメーカーが、
 ・液晶パネル(240Hzまたは120Hz)
 ・アクティブシャッター方式
 を採用している状況。
 一方、プラズマ3Dテレビの発売を予定しているメーカーは、
 ・パナソニック
 ・Samsung
 ・LG
 で、これらのメーカーの製品も、アクティブシャッターメガネを利用する方式となっている。

・付加的な機能として、
 ・Samsung、ソニー:2D映像から3Dへのリアルタイム変換機能
 ・東芝:Cellの演算能力を活用する3D変換
 が計画が計画されている。

・またPC系では、
 ・LG、Samsung:120Hzのディスプレイを用いた3D
 ・GPU(Graphics Processing Unit)メーカーのAMD、NVIDIA:パソコンでのGPUアクセラレーションを用いた3D
 の訴求が見られる。

等の内容が記述されています。


まだ市場が形成されていない3Dテレビですが、メーカー側では既に製品開発に相当に注力している、ということが感じられます。

ただ個人的には、(私が実際の画面を見たことが無いせいもあるとは思いますが)3Dテレビが本当に消費者に受け入れられるものなのか、かなり疑問をもっているので、メーカーがどのように魅力をアピールしてくるのかも含めて、今後の動向に注目したいと思います。