手術の3D映像を、インターネット回線によりリアルタイムで遠隔地に中継するシステムの初実験が2010年1月に行われ、成功したとのこと。
中日新聞:手術を3D映像でネット生中継 実用化実験に成功:社会(CHUNICHI Web)
上記リンク先記事によると、この取り組みの詳細は、
・実施主体:
・「超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム」
・情報通信研究機構
・目的:
3D映像により、奥行きのある患部(術野)の様子を再現し、適時の判断が要求される手術の様子を、遠隔地にいる医師らに体感してもらう。
(開発途上国で働く医師らに、最先端技術を伝える手段として注目されている)
・実験内容:
2010年1月に開催された心臓外科医の研究会「CCT2010」(神戸国際展示場)において、患者の了承を得て、神奈川県の「大和成和病院」で行われた心臓手術を、3Dカメラ2台で撮影した。
この映像を、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の回線を使用して、「CCT2010」の会場の3Dテレビで再生。
研究会の参加者は、専用メガネをかけて、鮮明で迫力ある手術画像を視聴することができた。
等となっています。
また記事では、この技術について、
・「従来にない情報伝達力を持つ3D映像は手術シミュレーションなど医療現場で多くの活用法がある。
高度な技術を宝の持ち腐れにせずに生かすべきだ」
(今回の実験に協力した大和成和病院の南淵明宏院長(心臓外科医))
・「汎用性を持たせるには、通信環境や撮影機材などのハード面の整備が必要。
どんな手術で活用するかといったソフト面の検討も重要だ」
(情報通信研究機構)
とのコメントが紹介されています。
3D映像と聞くと、個人的にはこれまで、殆ど娯楽向けのみのイメージしか持っていませんでしたが、医療の発展のために活用が可能であるなら、非常に価値がある技術だと考えます。
※参考
・超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)
http://www.scat.or.jp/urcf/
・WINDS衛星を使った心臓外科手術3Dハイビジョンライブ実証実験に成功|NICT 独立行政法人 情報通信研究機構
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h21/100202/100202.html
・NICT 独立行政法人 情報通信研究機構
http://www.nict.go.jp/
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