2010年4月4日日曜日

シャープが、裸眼で立体視ができる3D液晶ディスプレイを発表、当初はモバイル機器向けを想定

シャープが4月2日、裸眼で立体視が行える3D液晶ディスプレイを開発したことを、発表したとのこと。

【更新】シャープ、裸眼対応のタッチパネル付き3D液晶を開発 - 2D/3D切替表示も可能 - Phile-web
「大型テレビにも応用」シャープ常務(日本経済新聞)
シャープ、眼鏡なしで高精細3D映像見られる液晶(日本経済新聞)
時事ドットコム:眼鏡不要の3D液晶を発表=携帯電話、デジカメに搭載-シャープ
より高精細、高輝度に――シャープがタッチパネル対応3D液晶を発表 - ITmedia +D モバイル

上記リンク先記事によると、このディスプレイの詳細は、

・特徴:
 ・今回の開発品では、全てのユーザーが安全に使用できるよう、従来品から
  ・「表示品位の改善」
  ・「低クロストーク」
  ・「モジュール厚みがアップしないタッチパネル」
  の点で改善を行っている。
 ・明るさや精細度は、従来開発品の2倍に向上。
 ・CGシリコン技術の進化により、パネルの配線幅を微細化。
  加えて、視差バリアの高精度な貼り合わせ技術と作り込みによって、光の効率を向上。
  これらにより、クロストークを大幅に低減している。
 ・液晶モジュールの厚さ:
  スイッチパネルとタッチパネルを一体化したことで、従来の2Dタイプと同等の厚みを実現している。
 ・3D表示時のスイートスポット:
  視差バリアのスイッチパネルの厚みを調整することにより、約20~50cmの範囲で変更可能。
  (発表された開発品では、スイートスポットは30cmに設定)
 ・視聴範囲:
  適切な3D視聴が行える角度は、プラスマイナス3cm。
  横から覗き込む場合には、立体視はできない。
・発表に用いられた開発品の詳細:
 ・画面サイズ:3.4型(480×854ドット)
 ・輝度:500cd/m2
 ・コントラスト比:1,000:1
 ・駆動速度:60Hz
 ・バックライト:LED
 ・3D表示方式:視差バリア(パララックスバリア)方式
  ・3D表示時には、横方向の解像度が半分に低下する。
  ・ディスプレイの向きを90度回転させた場合にも、バリアの向きを変更して3D表示が可能。
 ・タッチパネル:静電容量方式(マルチタッチにも対応)
・想定用途:
 モバイル機器(スマートフォン、携帯電話、デジカメ、デジタルフォトフレーム、ポータブルメディアプレーヤー)やPC、ゲーム機が挙げられる。
 実際の生産品では、当初は3~5インチクラスの製品を想定する。
 ただし、10インチを超える製品(パソコン等)も、同じの技術で対応できる可能性がある。
・今後の展開:
 ・製造拠点:
  シャープの三重工場。
  ただし、設備投資額は数十億円規模で済む。
 ・量産開始時期:
  2010年度上期に、タッチパネル機能を省略したタイプから順次生産を開始する。
 ・生産量:
  シャープのモバイル機器用液晶における3D対応パネルの比率は、
  ・2010年度:10~20%
  ・2011年度以降:50%以上
  を目指す。
 ・採用の動き:
  携帯電話メーカーとは、既に商談が進行中。
  ゲーム機分野については、現時点では非公開。

等となっています。


通常の液晶と比較して、コストがどの程度アップするのかが、個人的には最も気になりますが、他に特別な機器(3Dメガネ等)を必要としないという点で、非常に興味を惹かれます。

各記事でも挙げられているとおり、私もこのシャープの3D対応液晶が「ニンテンドー3DS」で採用されるのでは、と思っていますが、そうなった場合、裸眼3D表示を味わうためだけでもニンテンドー3DSを購入してみたい、という気が起こってきています。


※参考
・専用メガネが不要で、裸眼で立体表示が楽しめる タッチパネル付3D液晶ディスプレイを開発:シャープ
 http://www.sharp.co.jp/corporate/report/3d/index.html
・業界最高輝度 2D/3D表示切り替え可能なタッチパネル付3D液晶ディスプレイを開発 | ニュースリリース:シャープ
 http://www.sharp.co.jp/corporate/news/100402-a.html


※当ブログの関連記事:
シャープの3Dテレビ発売は、2010年夏以降に(2010年3月14日)
任天堂が、裸眼で3D映像を楽しめる「ニンテンドー3DS」を、2010年度中に発売予定(2010年3月25日)

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